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2021.07.21(水)

落雷による停電時が起きた時の3つの対処法

「落雷による停電が起きたらどのように対処したらよいのだろう?」

突然訪れる災害に対して、不安を抱いている方もいらっしゃるでしょう。

落雷は雨風と共に発生することも多く、大きな雷の音には恐怖を感じることもあります。

 

以下では、落雷によって停電が起った場合に慌てずに対処するための方法をまとめました。

落雷による停電が起きた場合の対処法を知りたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

 

落雷による停電が起きた際の対処法とは

雷が落ちる際には大きな電流が発生し、その影響で家屋内が停電してしまうことがあります。

もし落雷によって停電が起きてしまったら以下の3つの対処法を実行してください。

 

身の安全を確保する

雷には 非常に大きな電流が流れていて、たいへん危険です。

雷が連続して発生することもあるので、電気を復旧させることよりもまずは身の安全を確保しましょう。

 

木造家屋の内部であれば、電化製品に触れないようにして、壁からも1m以上離れて待機しましょう。

鉄筋の建築物と自動車も雷の影響を受けにくいので、自家用車などが近くにある場合は車で待機するのもよいでしょう。

 

明かりを確保する

停電の原因によっては、どのくらいの時間で復旧するかの目処が立たないことがあります。

停電が長時間に及ぶ可能性もあるので、日中の場合でも日没に備えて、電池式の懐中電灯等の明かりを確保しておきましょう。

 

ブレーカーを確認する

落雷による停電で家屋内のブレーカーが落ちている場合は、安全を確保したうえでブレーカーの確認をしましょう。

落雷の間接的な影響で誤作動により、ブレーカーが落ちて停電していることもあるので、ブレーカーを上げるだけで復旧することもあるでしょう。

 

 

ブレーカーの役割 

ブレーカーとは、その名の通り、電気回路を遮断(break)する機能をもった装置です。 

別名、配線用遮断器とも呼ばれます。 

しかし、ブレーカーの持つ役割はスイッチと異なり、ただ単に回路をオンオフするだけではありません。 

回路でトラブルが発生した場合にも、電気設備や配線を守る重要な機能を持っています。 

主な役割には以下のようなものがあります。 

 

1:電気回路の開閉

ブレーカーの役割として多くの人に知られているのが電気回路を開閉する機能でしょう。 

入り切りさせて、ブレーカーから先の分岐回路に電流を流すことや遮断することが可能です。 

日常生活で使った経験がある方も多いのではないでしょうか。 

停電が起こったときは、落ちている遮断器を再び投入して復旧します。 

また、電気設備の工事を行うときには、特定の分岐回路の電流を切って、工事を行う配線に電気が流れないようにすることもあります。 

 

2:過電流の遮断 

ブレーカーが持つ大きな役割は電路の安全を保護することです。 

その1つが、回路に過電流が流れたときに自動的に切れて電路を遮断する機能です。 

いっぺんにたくさんの家電を使ったとき、トリップするのは、この仕組みが働いているからです。 

 

過電流保護の機能を持ったものは、配線用遮断器や安全ブレーカーといわれます。 

遮断器のなかでも最も一般的といえるタイプです。 

電化製品の使い過ぎたときに限らず、回路で短絡(ショート)が発生した場合にも作動します。 

ブレーカーに規定されている定格電流と呼ばれる容量を越える電流が一定時間以上継続して流れると、過電流遮断器が作動。 

回路を遮断します。 

ブレーカーには正常に遮断が可能な電流値の上限値が定められており、定格遮断電流といいます。 

 

3:漏電事故を防ぐ

ブレーカーは、ほかにも、漏電による事故を防ぐ役割も持っています。 

漏電保護機能をもつタイプは漏電ブレーカー(漏電遮断器)と言われます。 

本来の配線以外の場所に電流が流れる現象を漏電と言います。 

場合によっては、人に感電するおそれもあります。 

漏電が大きくなると、出火することもあり、大変危険です。 

そうした事故を防ぐため、漏電が電気配線のどこかで検知されると漏電遮断器が切れ、建物全てで電気を落とします。 

そのため、漏電事故で遮断器が作動すると家中が停電してしまいます。 

 

4:契約電力量を計測

電力会社と契約した電力量以上を越える電気が使われていないかを計測します。 

この機能を持つタイプは、アンペアブレーカー、契約ブレーカーといわれます。 

電力計から一番はじめに接続されており、規定の電力量を越えて電気を使いすぎた場合に作動します。 

アンペアブレーカーの容量によって、電力会社との契約電力量が決まります。 

ただ、近畿や中国地方など、電力会社によっては決まりがない場合もあります。 

そのため、こうした地域ではアンペアブレーカーの設置はありません。 

 

 

電気プラグのチェックをするときは慎重に

落雷の影響を受けやすい電子機器は、プラグにつながった状態で雷サージの影響を受けると壊れてしまう可能性があります。

そのため落雷の可能性があるときは、事前にすべての電子機器や電化製品のコードをプラグから抜いておくことをおすすめします。

ただし、落雷が起きている最中にプラグに触れると感電の危険があるので、十分注意しましょう。

雷サージを防御してくれる電源タップや各種製品も発売されているので、普段から雷対策を考えておくことも重要なポイントです。

 

 

落雷による停電時は落ち着いた行動を

いかがでしたでしょうか?この記事を読んでいただくことで落雷による停電時の対処方法がご理解いただけたと思います。

雷は大きな力をもっているので、間違った行動は感電などの危険性があります。

何よりもまずは身の安全を確保することを優先してください。

どんな行動をする際も慌てず慎重に行いましょう。

 

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