dinnteco-100plusの仕様について
基本仕様(dinnteco-100plus)
Spec | |
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寸法(最大幅 / 高さ) | Φ244 × 370mm |
本体重量 | 7.08kg |
Material | |
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本体材質 | アルミニウム / POM |
パッケージと材質 | 26 × 26 × 47cm / 段ボール・ポリエチレン |
dinnteco-100plusの保護範囲について

■R=200の回転球体法に基づく保護範囲
dinnteco-100plusの保護範囲は、保護対象物に設置された「dinnteco」と水平導体などの「受雷部」の2点、または「受雷部」と「大地」の2点が接するようにR=200mの球体を転がした時に、球体表面の内側(保護対象物側)にあたる部分となります。これはJIS規格において保護範囲を算定する際に用いられる「回転球体法」という基本的な設計方法です。
回転球体法に用いるR=200mという数値は実証実験の結果を元に定められており、dinnteco製品の期待効果の適用範囲を算出する際に用いられています。
なお、dinnteco-100plusの最大保護範囲は、製品を中心として半径最大100m以内で、その範囲は物件の大きさや構造により異なります。
※建築基準法(20m以上の高さの建物)や消防法に係る物件は、JIS規格で定められた設計方法にて製品配置および避雷設備の設計を行い、その上でdinntecoの機能効果が実際に得られると考えられる保護範囲も合わせて算定しご提示します。
※実証実験の結果を踏まえた参考値です。
従来の避雷針とdinnteco-100plusの技術的な比較
従来型の避雷針(フランクリンロッド)とdinnteco-100plusの技術的な特徴について以下の比較表にまとめています。
※タップすると別画面で大きな表が開きます。
dinnteco-100plus | 従来の避雷針(フランクリンロッド) | |
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落雷抑制能力 | 研究結果および実地検証において、99%の確率で落雷現象の発生を抑制 | 雷の発生は抑制しない(雷を誘い込んで落とす) |
避雷確率 |
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保護対象 | どのような構造物にも利用できるが、火災や爆発リスクのある構造物(電波塔など)に特に力を発揮する | サージ避雷器に触れた場合、静電気が発生するため、本来なら対象物を電気的障害から守るはずのものが機能しないことがある |
電磁波 | 電磁波も放射性元素も利用しない | 点火薬に電磁波を利用する(放射性元素は利用しない) |
避雷の精度 |
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リスクヘッジ | そもそも雷や稲妻を誘引させる装置ではないのでリスクを抑えられる | 雷や稲妻が不確定に発生するため、リスクヘッジのしようがなく、また被害の大きさも諸条件(建物内の電気設備、避雷器の設置数等)によって左右される |
その他 |
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電磁波からの保護機能
dinnteco-100plusには、補助的機能として電磁防護機能があります。これは従来の避雷針システムにはないものです。雷を原因とする、強力な電磁波や電磁界から防護することができます。
電界内の電磁エネルギーを消散させたり、電界内の様々な周波数の電磁パルスやエネルギーを効果的に減衰させます。
また、dinnteco-100Plus は EN 規格(欧州規格)で電磁適合性(CE EMC 2004/108/EC)が証明されています。 電磁適合性とは、自身の電磁妨害波が他のどんな電子機器に対しても影響を与えず、また自身が電磁妨害を受けても満足に動作することを言います。互いの電子機器に影響を及ぼすことがありません。
事実 10 年以上、海外の通信タワーにてdinnteco-100plusが使用されていることから、まさにこの電磁適合性が証明されていると言えます。