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2021.06.24(木)

今いる場所から雷までの距離を計算する方法

雨や風と共に激しく雷が鳴り、不安に思った経験は誰にでもあると思います。
特に徐々に雷の音が近付いてきたり、近くで落雷があったりした時は、雷がどの辺で鳴っているのかを知ることができれば安心して避難や対処ができますよね。
実は誰もが小学校で習う簡単な方法で、今いる場所から雷までの距離が分かるのです。
本記事では、雷までの距離を測る方法を分かりやすく解説します。

 

 

光と音で距離が分かる


雷までの距離は、特有の空が明るく見えるほどの「光」と、続いて聞こえるゴロゴロという「音」で判断します。
ピカッと光ってからゴロゴロと鳴るまでの時間を測る必要があるのですが、これが正確であるほど雷までの距離が正しく計算できます。

 

 

光と雷鳴が同時に来ないワケ


本来、雷の光と音はほぼ同時に生じていますが、通常はピカッと光ってしばらく経ってから雷鳴が聞こえます。
これは光と音の空気中を通るスピードがそれぞれ異なるためで、音が1秒間に進む距離は約340mであるのに対し、光はその100万倍ほどの速さで伝わります。
そのせいで人間は光を先に、音が後から遅れてくるように感じるのです。

 

 

雷までの距離が分かる公式がある

 

雷までの距離を測定するなんて一見難しそうに感じますが、実は小学校で習う「距離=時間×速さ」の公式で計算することができます。
「雷までの距離(m)=340(m/秒)×雷鳴が鳴るまでの時間(秒)」となり、もし光ってから雷鳴まで5秒だった場合は雷の位置まで約1,700m、つまり2km以内で落雷があったことになります。

 

 

大体の距離を把握しておけば落ち着いて対処できる


いかがでしたでしょうか。
この記事を読んでいただくことで、雷までの距離を測る方法についてご理解いただけたと思います。
雷までの大体の距離を把握しておくことで、避難したり対策できたりと余裕を持って行動することができます。
不安に感じた際は、雷の光と音を確認して計算してみましょう。


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