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2021.07.21(水)

雷の音が違って聞こえる理由

「苦手」と答える人も多い雷の音。

あらためて思い出してみると、雷が発生すると「ゴロゴロ」や「バリバリ」などさまざまな種類の雷鳴が聴こえます。

では、一体この音の違いは何を意味しているのでしょうか。

今回は、そんな雷の音の違いについて解説します。

 

音による雷の違いを知りたい方はぜひ本記事を参考にしてみてください。

 

 

聞こえる雷の音に違いがある理由

雷が起きる度に聴こえてくる音に違いがある理由はどこにあるのでしょうか。

その違いから分かることについて、紹介します。

 

雷までの距離

基本的に音は、低い音は高い音に比べて遠くまで聴こえるという性質を持っています。

雷の音を思い出すと、「バリバリ」は高く短いですが、「ゴロゴロ」は低く長い時間響いているでしょう。

つまり「バリバリ」と聴こえる場合は雷が発生している地点まで近く、「ゴロゴロ」と地響きのように聴こえる場合は遠くで雷が鳴っていることになります。

 

落雷があった可能性

天候が荒れる中で「ミシミシ」「バーン!」といった雷の音を耳にしたことがあると思います。

これは、そう遠くない場所で雷が落ちた際に聴こえる音です。

通常は「バリバリ」「ゴロゴロ」といった音よりも大きく、距離が近ければ僅かながら振動を感じることもあるでしょう。

ただ山や雲などに反響して大きく聴こえたという可能性もありますが、明らかに周囲で落雷があった場合は、家電の故障や停電などの被害を受ける可能性も大いにあります。

雷が近付いてきたと感じた時は、早めにコンセントを抜くなどの対策をしましょう。

 

 

音と光で雷までの距離も分かる

雷の音によって雷まで近いか遠いか、という大体の距離が分かるとご紹介しましたが、雷の音の前に光が見えれば、より正確な距離を割り出すことができます。

使うのは、小学校でも習う「距離=340(m/秒)×時間(秒)」という公式です。

例えば、一瞬空が明るく光ってから雷の音が聴こえるまで15秒だった場合、340×15となり5,100m、つまり今いる場所から雷までは約5kmとなるのです。

 

 

雷の音で距離を把握して危険に備えることが大切

いかがでしたでしょうか。

この記事を読んでいただくことで、雷の音の違いについてご理解いただけたと思います。

音は雷までどれほどの距離があるかによって異なりますが、いずれにしても雷が近くで発生していることに変わりはありません。

できるだけ早く建物の中に避難し、安全を確保しましょう。

 

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