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2022.07.25(月)

風力発電設備に特化した落雷対策システム『dineol(ディネオール)キット』登場

風車事故・故障原因の25%を占める風力発電の落雷による機械へのダメージを解消

この度、落雷被害を減少させる革新的な避雷針『dinnteco(ディンテコ)』シリーズから、国内初となる風力発電設備に特化した直撃雷対策キットをリリースいたしました。

 

◆風力発電設備の落雷被害の現状◆
風力発電が日本で開始されてから20年以上が経過し、これまでに数多くの風車で事故・故障が発生しております。
その内、落雷による事故・故障が全体の約25%を占め、直撃雷によるブレードの破損、ならびに破損したブレードの飛散による2次被害が起こる可能性など、現在、非常に深刻な問題となっており、早急な風車の落雷対策が必要とされております。

 

◆風車専用の直撃雷対策システム「dineol(ディネオール)キット」◆
~回転するブレ―ドを保護する専用システムの開発に成功~

「dineolキット」は、ブレード保護、ナセル保護、大地からのサージ保護など、風力発電設備の落雷保護に最適化されたキットになります。

2019年より、既に海外のウインドファームで試験運用が実施されており、製品のアップデートを繰り返してきました。
そして、ブレードに内蔵することで直撃雷の被害がなくなり、実証試験にも成功したことから、現在は、海外各所のウインドファームにて、SIEMENS-Gamesa社製や、Nordex社製の風車へも導入されました。

この「dineolキット」の導入先では、ヨーロッパ大手電力会社と共同で検証データも蓄積しており、解析を繰り返しながら、風車の落雷保護や発電効率のより一層の向上に活かす予定です。

また、この度、日本においても某ウインドファームで採用され、「dineolキット」の国内導入が完了しました。

 

<認証の取得について>

「dineolキット」は、風力発電システムの雷保護規格「IEC 61400-24:2019」で定める電流テストに合格し、第三者認証機関ビューロベリタスより認証を受けております。

また、国内規格「JIS C 1400-24:2014」で示されている日本の「冬季雷」を考慮した雷電流パラメーターでの電流テストも、公式試験所にて実施し、合格いたしました。
(※冬季雷パラメーター: 200kA、600C、20MJ/Ω)

 

 

◆今後について◆
今後は、海外も含め、世界中での「dineolキット」の導入および検証データを蓄積し、解析データを基に、その地域に最適化した設計とキット構成で、
日本全国の陸上、洋上の風力発電設備への導入を目指します。

風力発電設備専用の落雷対策製品「dineolキット」について、ご興味のあるお客様は、是非、お問い合わせください。