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2018.01.15(月)

大きな被害をもたらす「内部雷」の実態

電子機器・データ・PCに甚大な被害を及ぼす内部雷(誘導雷)

落雷被害には「直撃雷」と「内部雷(誘導雷)」があります。建物に設置された避雷針へ落雷することにより周囲の電磁界が乱れて誘導電流が発生し、電子機器や電化製品が破損します。これが内部雷(誘導雷)です。

 

以下のような被害が年間多数報告されています。

◻ 過電流によってPCのマザーボードが破損し、データが消えてしまった
◻ 玄関の電子鍵の操作パネルが動かなくなった
◻ 工場の生産ラインが停止し、再稼働するのに時間がかかった
◻ 病院の電子カルテデータが消えてしまった

 

従来型の避雷針(フランクリンロッド)で建物への直撃雷が防げたとしても、内部雷(誘導雷)は必ず発生してしまいます。それにより、電源や電話線でつながった様々な電子機器・電化製品が破損してしまうのです。

 

 

上記のような場合、機器の破損(=PCの買い替え、電子鍵の交換など)以上に、さらに大きな間接的被害が発生します。

 

◻ PCが破損した場合、データを作り直すのに甚大な手間がかかります。
  中には二度と取り戻せないものもあります。

 

◻ 電話やネットワークがダウンした場合、問い合わせが受け付けられない、
  注文が正常に受信できないなどの大きな機械損失となります。

 

◻ 寸断が許されない業務(病院、交通等)の場合、人命や生活に大きなダメー
  ジ
を残すことがあります。

 

◻ イベント会場やロケ現場での落雷被害が発生すると、企業・団体のネームバ
  リュー・ブランドイメージに大きな傷
が残ります。

 

◻ 工場の生産ラインや店舗の業務が止まった場合、その間人員の待機ロスが発
  生します。

 

人命はもちろん、日常生活・企業の経済活動を守るためには、
「直撃雷」「内部雷(誘導雷)」どちらの被害も防ぐことが非常に重要です。